シロツメクサとガラスの深い関係

shirotsumekusa_glass
先日友人の子どもと一緒に公園に遊びに行った。するとちょうどシロツメクサが広場一面に咲いている頃だった。友人の子はお花の大好きな女の子で、シロツメクサをたくさん摘んできて、冠を作ってほしいと私に言ってきた。シロツメクサの冠だなんて、なんて懐かしいんだろう!だけど最後に冠を作ってからおそらく30年以上の月日が経っているため、すっかり作り方を忘れてしまった。そこでスマホで作り方を調べてみると、思ったより簡単だということがわかった。そしてだんだんつなげていくうちに、昔の感覚が戻ってきて、手つきもだんだん慣れ、彼女の頭に収まるサイズの冠があっという間にできてしまった。嬉しそうに冠を被る彼女を見ていたら、昔も今も、女子の喜びはそれほど変わらないんだなーと実感したのだった。

すると彼女が「シロツメクサって、どうしてシロツメクサって名前なの?」と聞いてきた。はて、シロツメクサってどうしてシロツメクサって言うんだろうね?花の部分が白い爪みたいだから?いやいや、友人の子相手に適当に答えてはいけない。私は再びスマホを取り出し、調べてみることにした。するとシロツメクサのツメは、「爪」ではなく「詰め」ということがわかった。何でも大昔オランダからガラスを輸入した際、ガラスが割れないように乾燥させたシロツメクサをガラスとガラスの間に詰めたんだそうで、それがシロツメクサの名前の由来らしい。シロツメクサとガラスにそんな深い関係があったなんて意外だけど、友人の子はそれを聞いて「へぇ」と驚いていた。適当なことを答えなくて本当によかったと思った。

新たなトリビアがわかり、四葉のクローバを見つけることもできた。私達は大満足で公園を後にしたのだった。
参考:http://monoplaza.hiroshima-u.ac.jp/facilities/factory/garsu.html